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慶應義塾大学先端生命科学研究所 からだ館

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2025.05.23

グリーフケア「悲しみから一歩ずつ」健康大学開催

からだ館では健康大学 グリーフケア「悲しみから一歩ずつ」を開催しました。
経緯
このグリーフケアの勉強会は がん患者サロンの参加者(ご遺族)が発起人になっています。大切な人を喪失したことで、辛い状況にある人の少しでも役に立ちたいとの思いから開催が実現しました。
日時 5月22日(木)13:30~
今日は4回シリーズの1回目、8名が参加され学びを深めました。


講師は西條和佳子先生 
グリーフケアこもれびのなか  代表 
先生は新潟市で(社)日本グリーフケア協会認定特級アドバイザー として、遺族や悲嘆を抱える方々を支援されています。


本日のテーマは 「グリーフとケアの基礎知識」


1.グリーフとは 
対象の喪失について生じる一連の心理過程で経験される落胆や絶望等の情緒的体験。正常な心理反応であり一定の期間持続した後に新たな心理状態に変化し適応に至るもの。

①悲嘆の一般的な反応 ~どんな症状がおこるか~

②悲嘆の一般的経過 時間軸の中で変化していく

※その人の性格や環境、死別者との関係、死別状況によって異なること
時間の経過で順調に悲嘆が経過していくとは限らない、(命日や記念日、季節、天気によって逆もどりすることもある。


2.グリーフケアの発祥
英国・米国について


3.日常でできるグリーフケア 
①  悲嘆援助の姿勢 心情をくみ取り「ともに寄り添う」気持ちが大事 
②  避けたい言葉や言動 励まし、比較、サプライズな演出、悲嘆の知識の誤引用等
③  まわりの人が無理なくできる道具的援助 具体的な困りごとに手を貸すこと


4.家族のなかで起きること
①家族によってグリーフへの対処のしかた、あらわれ方、時期が異なることがある。
違いを知ることが二次的な喪失感を防ぐことにつながることもある。
②家族だけで支えあることが困難な場合もある。

病や死にまつわることに正解はない。人の生き方にそれぞれあるように大切な人を亡くした時の気持ちや経緯は人により様々で「絶対にこうだ」「こうすれば大丈夫」ということがない。


最後に、ケアに当たって大事にしていること
① 安心して気持ちを存分に語ってもらうこと
② 「できなかった」ことでなく「できたこと」を探すこと


参加者のなかには、今日の参加について少し勇気が必要な方もいらしたかもしれません。
少しずつですが、一緒に学んでければと思います。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

次回は6月の予定です。  

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