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慶應義塾大学先端生命科学研究所 からだ館

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活動の記録

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にこにこ倶楽部 11月開催しました。

秋も深まり、紅葉が美しく色づく季節となりました。

今回のにこにこ倶楽部では、参加者それぞれが今の思いや日々の出来事を語り合いました。

 

・「周囲からたくさんのやさしさをいただいて、ここまで生きてこられました。今、残された時間の中で、そのやさしさを何らかの形でお返ししたいと思っています」
そう語りながら、がんと向き合う子どもたちやご家族のために役立ててほしいと、点滴の管をまとめるゴムに飾りをつけて持参してくださいました。

画像1点滴留め.jpg

 

・がんの摘出手術から2年。この秋、母が特別養護老人ホームに入居し、私は一人暮らしになりました。母がいた頃は毎朝早起きしていましたが、今はその必要もなくなり、心にぽっかりと穴が開いたような気持ちです。

 

・すい臓がんの手術から2年。先日の検査結果も問題なく、とてもうれしくて、皆さんにご報告したいと思いました。
にこにこ倶楽部での情報交換は、私にとって本当に役立っていて、いつも助けられています。

 

・この12月で、治療開始から10年を迎えます。私の病気には「緩解」がなく、現在服用している薬も、10年を過ぎると身体に耐性ができると言われています。これからが大変になるかもしれません。
この10年間、3人の子どもたちのために毎日お弁当を作ってきました。末の子にはまだお弁当が必要なので、あと1年、頑張って作り続けたいと思っています。

画像1202511.jpg

今日もご参加いただきありがとうございました。「にこにこ俱楽部」は参加者が経験や思いを分かち合うがん患者サロンです。初めての方は、事前にご連絡いただければと思います。一緒に時間を過ごしませんか。ご連絡をお待ちしています。