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グリーフケアカフェ 「ラルゴ」開催 2025年9月
2025年9月18日(木)
今日は初めてグリーフケアカフェ 「ラルゴ」を開催しました。7名が集まり穏やかに話をしました。
・・・・・この会が生まれたきっかけ・・・・
発起人の加賀絹子さんの思いから。ご自身が遺族として「からだ館」が運営するがん患者サロン「にこにこ倶楽部」に参加し、参加者同士が素直に気持ちを語り合う姿に心を動かされたそう。そこで「遺族同士だけで語り合える場があればいいですね、自分も大切な人を亡くしたつらい経験があるので、つらい人のために何か自分ができることがあれば・・・」と話してくれました。
この言葉をきっかけに、加賀さんと「からだ館」スタッフがグリーフケアの場づくりについて話し合い、少しずつ準備を重ねてきました。加賀さんは、参加してくれた人がすこしでも「今日は来てよかった」と思ってもらえるような会にしたいと話しています。
参加される皆さんの状況はそれぞれ異なり、感じ方も語り方も一人ひとり違います。
だからこそ、話せても、話せなくても大丈夫。それぞれのペースで、少しずつ歩んでいけるような、そんな場にしていきたいです。
秋の思い出 ― グリーフケアの語りから
・父母が健在だった頃、畑に棚を作っていました。
当時は手伝わされるのが嫌で嫌で仕方がなかったのですが、今、父母が亡くなり、収穫できることのありがたみをしみじみ感じています。あの頃は、わかっていませんでした。
・母が病気になったとき、とても苦しかったです。
病気になった母を受け入れられず、悲しみに蓋をして、誰にも話すことができませんでした。
最近、元気だった頃の母の夢をよく見ます。
・お父さんを亡くした子どもが言いました。
「悲しくなると、お母さんは掃除機をかけるよ。お母さんは
・転勤族だった息子。鳥海山へのドライブに誘われて一緒に行ったことを思い出します。
とても、とても優しい子でした。
・夫が亡くなり、気がおかしくなりそうなほど苦しかったとき。自分の肩にとまった一匹のトンボに、夫の気配を感じました。「いつもそばにいるよ」と言われたような気がして、少しずつ気持ちを取り戻すことができました。
グリーフケアカフェ 「ラルゴ」は大切な人を亡くした、その同じような経験を持つ人たちで思いを巡らせたり語り合ったり、耳を傾けたりできる場所です。もう会えない人を思いながら一緒に時間をすごしませんか。涙を流してもいいのですよ。
参加費は無料ですが事前の予約が必要です。お申込みください。お待ちしています。