×

慶應義塾大学先端生命科学研究所 からだ館

SearchMenu

活動の記録

トップページ > 活動の記録 > にこにこ倶楽部 8月 開催しました

にこにこ倶楽部 8月 開催しました

連日の暑さですが、今日は初参加者を含め10名が参加されました。

にこにこ倶楽部は、安心して語り合える場として、参加者の笑顔とつながりを育んでいます。

シビアな話題も交わされますが、皆さんの笑顔が途切れることはありません。今日も学び多い時間となりました。

  

参加者の話題 

 

・がんがわかって2回目の夏を過ごしている。これから何回誕生日を迎えられるだろう。畑はカラカラ、暑さに負けず頑張ろうと思います。

  

・長女の夫が50代の若さでがんで亡くなった。長女が毎日泣いている。今日は友人に誘われて参加しました。

   

・5年前夫をがんで亡くし、にこにこ倶楽部に助けられてきました。先月、圧迫骨折の手術を受けました。医学の進歩や、人間の体の繊細さに改めて驚かされています。完治ではありませんが、痛みは和らいできました。医師からは、今後は前かがみの姿勢を控えるよう助言され、ガーデニングや畑仕事は難しくなりそうです。これからどう生きていくか――自分の人生をデザインしていきたい。

  

・肝臓がんを患っています。もう治ることはありません。寿命が来るまでのお付き合いです。今日もそうですが最近疲れるとハスキーボイスになります。カラオケでハスキーボイスを試してみたい(笑)。自分はこれからどういう終末を迎えるか冷静に考えていきたい。それでも、孫や子どもにがんに患ったことで気にかけてもらえる、今が人生で一番幸せです。

  

・最近ユーチューブで93歳の元気なシニアの方の動画を見てお手本にしています。 音楽を聴き花を愛で毎日1万歩ウォーキングしています。

 

・すい臓がんにかかり3年目。最近すい臓がんの生存率が5年から7年に伸びました。7年を目標にゆっくりながらも頑張りたい。

  

・がんサバイバー登山をしませんか。最期まで楽しく生きることを目標に生きていきたいです。

 

・師匠の短歌を紹介します。自分は今になってこの句のすばらしさに気が付きました。

 

石塚満氏 かげろふⅡより

 

心弱く 

 

心弱くなりたるものか 日常に耐へがたきもの 多くなりゆく

  

テレビ消すことの多き老いの 日々最近たとえば「おくりびと」など

  

IMG_7521.JPG    IMG_7511 20250801.png

 

今日もご参加いただきありがとうございました。「にこにこ俱楽部」は参加者が経験や思いを分かち合うがん患者サロンです。初めての方は、事前にご連絡いただければと思います。一緒に時間を過ごしませんか。ご連絡をお待ちしています。