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慶應義塾大学先端生命科学研究所 からだ館

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活動の記録

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鶴岡市立荘内看護専門学校「地域といのち」① がん患者サロン「にこにこ俱楽部」に参加しました

からだ館では、「地域といのち」の授業の一環として、リーダーの秋山美紀さんの講義を皮切りに2回にわたりからだ館の活動に参加し、地域の皆さんと共に学ぶ機会をいただきました。


1回目は、12月6日(金)。がん患者サロン「にこにこ俱楽部」に1年生8名が参加しました。初めに、からだ館の活動を学び、少しの時間でしたが健幸かるたや健幸すごろくにも挑戦。その後、にこにこ俱楽部に参加し通常のサロンの様子を見ていただき、感想や質問など出し合い意見交換をしました。
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<サロン参加者の声>...参加のきっかけや感想
・自分ががんになり、治療方法について情報を得ることができた
・いろいろな方から話を聞くことができて元気になれた
・月に1回だけれど、楽しみでもあり支えの場
・自分で検索して参加。浮き沈みが激しいときに話を聴いてもらえた大事な場
・家族をがんで看取った。病院から紹介してもらい参加したが、ここは心が癒される場
・情報源の場。ここに来ているからこそいろいろなところに参加できている


●意見交換会
<学生さんの感想>
・皆さんの話を聴いて看護観を考えさせられ成長させられた
・当事者の方の話を聴いて祖母の死を思い出した。
・看護師に対する思いを聞いてて勉強になった
・お互いを支え合い、心強くなれる場所だとわかり、この活動を周りの人や悩んでいる人に伝えたい
・当事者の方の心を知るためにどう接していくのか、どう思っているのかを考えることが大切だと学んだ
・からだ館の活動に参加し、支え合うことで安心できる新たなつながりができる。これにより地域の健康への意識が変わるだろう。家族とは限らず近くで支えてくれる人の存在が大事なことを学んだ
・なぜ看護師になろうとしたのか?を考えさせられ、「支えられた」ことを思い出した。若いのでがんはまだ関係ないという思いもあるが若い世代に伝えたいし、何かやりたいと思う。
・つらい経験を次につなげている。思いやりがないとできないと思う。私ができることは
・相手の気持ちを聴くこと、理解することだと学んだ。また自分の健康にも気をつけたい。
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<参加者への質問>
◎参加した活動で良かったものは?
・「人生の終い方」これはリアルな問題。今できることを今やる。死ぬまでどう生きるかを考えさせられた
◎看護師に支えられたことは?
・患者の話に興味を持ってくれる看護師さんの存在。長くは話ができなくても次に会うのが楽しみになった
・会話できることがうれしかった
◎健康に心がけていることは?
・百歳体操やストレッチ
・いろいろなところに出向いて自分に合う情報を得ること
◎他にどんな活動があったらいい?大切なことは?
・心が折れないように支えてくれる人の存在が大事
・他の人に誘われて興味があったら参加してみること
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最後に、やっぱり笑顔がいいですね!自分に自信を持てるように。寄り添って感じ取れる感性豊かな医療者になってほしいとエールをいただきました。経験者の話に真剣に聞き入っている学生さんの姿とこれからの地域医療を担う方々へのサロン参加者の温かいまなざしがとても印象的でした。
学生のみなさん、これからも頑張ってください。応援しています。


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