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慶應義塾大学先端生命科学研究所 からだ館

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活動の記録

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「地域といのち」開講 ①

2022年度 慶應義塾大学先端生命科学研究所は鶴岡市立荘内看護専門学校と「地域といのち」を開講。
その一環として、からだ館ではリーダー秋山美紀さんの講義を皮切りに、現場で3回にわたり住民の皆さんと学生さんが共に学ぶ機会をいただきました。


初回、11月29日(火)は茨木会メンバーと3名の学生さんのワークショップを開催しました。
茨木会とは2021年4月よりがんピアサポートのさらなる学びの場として、事例検討を中心としてワークショップを継続し、
学びを深める自主勉強会の場となっています。


今回の事例検討のテーマは「術後の不快な症状」です。
みなさんより様々な意見がありました。


① 手術が終われば治療が終わるわけではない。体験者の話をきくことで見通しを持てると思います。
② 人のこころ、痛みは他人にはわからない。かける言葉の一つで傷ついたり、元気が出るときもある。
③ 「がんを取れば終わり」と思っていたその人のコアメッセージを受け止めることが大事。
④ 話を聞いてもらえた安心感、受け止めてもらった安心感で痛みがやわらぐこともある。それだけ「聴く」ことは大事なこと。
⑤ 不安な時は「聴く」ことに徹する。
⑥ 私たちは地域で病気を抱えながら暮らしている。不安や悩みを聞いてくれる人や場との
出会いがその後の治療にとって重要となる。私は病をしたことで出会いのチャンスをもらいました。


今日も皆さんの様々な価値観に触れ、たくさんの学びを得ることができました。
図1.png

茨木会に参加した学生さんからの感想

・学校の授業でも事例検討をしていますが、講師は医療者なので、いつも目線は医療者からです。
茨木会に参加して、初めて患者さんからの視点を学びました。改めて思うと今までは「医療の受け
手」となる人から話を聞く機会がなかったと思いました。今後は実習もあるので、患者さんの気持ち
に寄り添いたいと思います。

・視点や視野が広がったと感じました。皆さんの話から看護師になったとき、患者さんにかける
「言葉がけ」が大事だと学んだので今後に活かしていきたいと思います。

・もっと人に寄り添える看護師になりたいと思いました。

・自分が気づけないことに気づきました。


最後は茨木会のメンバーより、コロナ禍の大変な時に医療の道に進む学生さんへ感謝とエールもありました。皆さんお疲れさまでした。


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