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慶應義塾大学先端生命科学研究所 からだ館

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活動の記録

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がん検診よもやま話 終了しました。

第七回からだ館勉強会
「がんが防げる!?がん検診よもやま話」開催しました。

 前日までの悪天候から一転し晴天に恵まれた5月16日(土)、庄内保健所長の松田徹さんをお迎えして、第七回からだ館勉強会「がんが防げる!?がん検診よもやま話」を、東北公益文科大学大学院ホールで開催しました。
 リーダー秋山美紀より「からだ館」の活動紹介、恒例の「知って得するがん情報クイズ」に続いて、松田さんに「がん検診のすすめ」と題したご講演いただきました。
検診を通じた早期発見・早期治療による予防のみならず、がんの原因そのものに働きかける予防対策にまで話は及び、「荘内地域のがん死亡率を何としても減少させたい」という松田さんの思いのこもった話に、約70名の参加者は熱心に聞き入っていました。
 第二部「パネルディスカッション:がん検診よもやま話」では、がん検診について、具体的なデータを松田さんに提示いただきながら、パネリストに医学部の武林亨が加わり、予防の考え方や根拠からその実際までを学びました。庄内地方のがん発生や死亡のデータに基づいて、子宮がん・乳がん予防では若いうちからの検診受診が重要であることや、肺がんや肝臓がんでは禁煙や肝炎対策などの予防対策がより重要であることなどがわかりやすく解説されました。さらに、胃がんの内視鏡検診の話では「腫瘍がたくさん見つかる方法が良い検診では?」などの疑問や会場から寄せられた質問に答えながらディスカッションが進み、庄内地域で進行中の新しい検診への取り組みや、「検診を勧める証拠の作られ方」など、普段は聞くことができないようなことも、わかりやすく説明されました。
 以前から要望の多かったがん予防・がん検診をテーマに、講演と鼎談によって進められた勉強会は、和やかな中にも真剣な学びの場となり、熱心にメモを取る姿が目立ったのが印象的でした。しめくくりに松田さんから、「自分のためにがん検診の受診を。家族・親族の幸せを願って受診を勧める。会社・地域への貢献として自分のやれる範囲で行動を。」とのメッセージが伝えられ、参加者ひとりひとりが、がん検診の重要性への認識を新たに帰途につきました。

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当日の様子
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