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慶應義塾大学先端生命科学研究所 からだ館

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からだ館ブログ

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桜の思い出

母方の祖母が亡くなった時の話しなので私が5~6才だったと思う。
初めて火葬場に行き骨をひろった赤レンガで作られた小さな火葬場のそばに
桜の木があり、ちょうど花が見ごろに咲いていた。
火葬場から出る煙りが桜の花に染み込む。
その花の周辺は他の花より確かに色が濃い。
桜は『人の気を吸う』  子ども心に大人の会話を聞いていた。
桜の咲く時期いつも思い出す記憶だ。
                                            (加藤正志)