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慶應義塾大学先端生命科学研究所 からだ館

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からだ館ブログ

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旅をして思うこと・・・

 10月初め子供の大会に連れられて中国地方を旅する機会に恵まれました。
山口県岩国市の先、瀬戸内海に浮かぶ周防大島まで鶴岡から16時間の車の旅。秋晴れの中穏やかな海の景色を見ながらの移動です。

 10月とは思えない暖かさで半袖での応援です。残念ながら結果は残せませんでしたが、時間がゆっくりと過ぎていくような穏やかな島での大会は、心に残る試合になりました。

 帰りに特産品のみかんを買うべくお店に立ち寄ると、店のおじさんが話しかけてくれました。山形から車で来たというと俄然興味が湧いたらしく話が弾みます。特産のみかん、みかん鍋の事。島の人口が2万人でそのうち1万人が高齢者だという事。など・・・
 宿が広島だというと「安芸の宮島はいいよ~。さすが世界遺産だからね。」と宣伝までしてくれました。
 東日本大震災の話になるとこの方、なんとボランティアで東北まで来てくれていたのでした。こんな遠くからの支援に本当に感謝です。

 最後に車まで見送りに来てくれたおじさん。「庄内ナンバーなんて初めてだぁ~」
山形ナンバーなら予想はついても確かに庄内ナンバーは無いでしょう・・・
 「旅を楽しんで、気を付けて帰ってね。」ありがたい言葉です。


 ネットが発達してバーチャルの世界でどこへでも行ける時代にはなりましたが、時間とお金をかけても、一期一会の出会いがあり、気遣いの言葉もあるそんな旅もいいもんだなと思います。こんな風に考えるきっかけをくれた息子とおじさんに感謝です。

                                 (齋藤貴子)