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慶應義塾大学先端生命科学研究所 からだ館

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からだ館スタッフ 加藤正志のつぶやき 第4章

『同意書』と『セカンドオピニオン』

治療や手術を始める前に必ず医師による説明があります。効果やリスクに納得して治療や手術をしてもよいとなると『同意書』にサインをします。
わたしの場合は以前手術した腫瘍部分が大きくなって神経をまた圧迫しているので、治療の選択肢が少なく、今かかっている大学附属病院では放射線治療しかないということでした。
そこでわたしは主治医に『セカンドオピニオン』を他の医療機関の医師より受けたい旨を伝え紹介状を書いて頂きました。
他の治療法についてある程度信頼のおける雑誌の特集記事になっていましたので、選択肢を広げられれるのではないかという期待で、主治医には無理を言わさせていただきました。
でも、ここからが大変!対応は全て個人の責任です。雑誌に載っていた関東にある大学病院に私自身が行くのは難しかったので、私の弟が庄内空港を朝一番にたち、紹介状と資料やレントゲンを抱え電車とバスを乗り継いで行ってくれました。病院で3時間待たされてから、私の代役で病状を説明。手術の仕方や治療後のこと等々聞きながら、細部については私とメールをやり取りしながら、こちらの症状を説明しました。
結果として手術の進め方や先方の放射線科にベットが無い、長距離の移動にはリスクが伴うなど総合的に判断して、山形県内で放射線治療をする事を受け入れました。
今回初めて『セカンドオピニオン』を経験しましたが、費用負担についてもある程度覚悟が必要だとわかりました。しかし、心の問題としてとてもスッキリして次のステップへ進める気持ちになりました。

…つづく

注 からだ館のスタッフ加藤正志は先月2月より入院、加療中です。
  現在の心境などを随時更新していく予定です。