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慶應義塾大学先端生命科学研究所 からだ館

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からだ館スタッフ 加藤正志のつぶやき 第3章

『短い時間、長い時間』

2月の3連休前に山形市内の大学附属病院に入院できました。自分の『足のチカラ』の限界を見切っていて正解でした。
ベッドから起き上がりサンダルを履いて車椅子に移り、トイレに入り便座に移り用を足す。また、車椅子に移りベッドに向かいサンダルを脱いで横になる。文章だと簡単ですが、日々「チカラ」が衰え自由がきかなくなる足を自分一人で用を足すとあっという間に30分はたってしまいます。
ベッドから起き上がる時ベッドの下に両足を垂らして起き上がり、簡単に履けるマジックテープで留めるだけのサンダルを履くのもけいれんや萎縮して伸びない膝から下を伸ばしながらサンダルにドッキングさせる。その時下半身はチカラが入らないのでバランスをとるのが大変です。車椅子に移る時は上半身の力が重要になります。
トイレで用を足すにしても下半身に感覚がなくなると座薬を入れたり導尿をしないと出せなくなります。
こんな状態ですから最初から最後まで看護師の方に付き添っていただいても10分は簡単に過ぎます。
しかし、2月の3連休病院内では検査は一つもありません。見舞いに来る人も誰にも教えていないので来ません。
1時間の過ぎるのは何と遅いことでしょうか!
また、9時の消灯で夜の長いこと長いこと
またひとつ、病院生活の辛さをしみじみと思い出しました。…つづく

注 からだ館のスタッフ加藤正志は先月2月より入院、加療中です。
  現在の心境などを随時更新していく予定です。