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鶴岡の黄金の秋
鶴岡に月2~3回は来るようになって3年目、庄内平野一面の田んぼが水を湛える初夏と、稲穂が黄金に輝く秋は、ほんとうに美しい風景です。9月12日(日)、第27回黄金街道100キロマラソンにボランティアスタッフとして参加して、その美しさをあらためて実感しました。ウルトラマラソンの草分け的存在として、鶴岡のランナーとスタッフが一体となって自主運営する知る人ぞ知る大会なのです。朝6時30分に受持ちの給水ステーションに集合して設営を始めてから、最後のランナーが走り終えるまでの12時間。最終盤に強い雨が降る厳しいコンディションでしたが、11時間以内に1周10kmのコースを10周する過酷なレースを、色づいた稲穂を背景に思い思いのペースで駆け抜けていく選手達は、自分自身の心と向き合いながら一歩ずつ歩を進めているようで心うたれ、あっという間に時が過ぎていきました。ランナー、スタッフ、どちらもが主役である素晴らしいこの大会。「菊地ご夫妻とその仲間たちの存在なしにはここまで育たなかった」と多くの方々が話してくださったことが何より印象的。鶴岡には、「ひとの繋がり」という黄金が息づいていることを実感した初秋の一日でした。
実行委員の皆さん、お疲れ様でした! (武林亨)
黄金街道のマラソンコース