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慶應義塾大学先端生命科学研究所 からだ館

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からだ館ブログ

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バリかた

 この夏、急に思いついた。
 「久しぶりに帰ろう!」
故郷に6年ぶりに帰ることにした。なんだか急にそう思えた。
周りの方に無理をお願いしてお休みを頂いて、準備を開始していたら東京の姉から連絡が来た。
 「ねぇ、夏休み、一緒に帰らない?」

不思議なもので、強力な助っ人を得ると事はスイスイ進んだ。お盆期間にも関わらず、切符も往復
希望通りに手に入った。
縁のある時は前進させてもらえるものだ。感謝。

今回は新幹線を利用した。東京から小倉まで、新幹線のぞみで約5時間。20代の頃に乗っていた
新幹線ひかりは、当時6時間半かかったっけ。2時間近くも短縮になった。
車内のソファーも駅弁もすっかり様変わり!車掌さんも女性の方がされていたり、本当にあらゆる空間が変わっていた。
新幹線が西へ、西へと進むにつれて、なつかしい風景が窓から見えて、乗車客からはなつかしい言葉が耳に入ってきます。

小倉の街も少し背伸びをして都会になっていたけど、人気のあったパン屋さんも健在だったし、
だしがおいしいうどん屋さんも健在だったし、制服で隠れるように入っていた甘味屋さんもそのまま。
食べるものばかりだけど、育ててもらった味は、景色よりもなつかしい物でした。

 「まずは、これだよね~」と姉と小倉着地1番に入ったお店は・・・・・
やっぱり、とんこつらーめん!
 「麺の固さは、ばりかたでお願いします!」 (麺を固めにという意味です。もっと固いのははりがね)

東京から5時間。「ばりかた」の言葉があふれる街にあっと言う間に馴染む自分がいました。 
     
                                           海藤 道子