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慶應義塾大学先端生命科学研究所 からだ館

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活動の記録

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自由研究おうえん隊8月4日 終了しました

夏休特別企画 自由研究おうえん隊の1日目のプログラム2つが8月4日に終了しました。2つのプログラムとも鶴岡タウンキャンパスセンター棟(鶴岡公園向)で行われました。

街で体験、ユニバーサルデザイン!

  -みんなが主役の社会を作ろう-

 慶應義塾大学の学生5名と小学4、5年生の子供たち8名が一緒にユニバーサルデザインについて体験しながら勉強しました。
 ユニバーサルデザイン(以下UD)とは、国籍の違い、老若男女といった差異、障害・能力の如何を問わずに利用することができる施設・製品・情報の設計(デザイン)をいいます。
 最初に身の回りにあるUDの勉強では、ペットボトルやシャンプー、ジャムの瓶、はさみ、家庭内の階段やスイッチなどについてどのような工夫がしてあって、より良く使い易くなっているかをみんなで話し合いながら勉強しました。

 午後からは、スロープでの車いす体験、「皆は疲れたーってお腹の重りをはずせるけど、お母さんはそうはできない」と大学生に嘆かせた妊婦体験、高齢者体験などをしながら、建物の使い勝手や社会的弱者にとってのUDを勉強しました。

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妊婦体験用の重りと服を着て靴下を履いてみよう!  「なんでこんなに大変なの~」

 最後に車いすで生活している方の日常生活を勉強しました。
自動車へ乗り移って車いすを車内に片づける。車いすを自動車外に出して乗りうつる。
トイレ内での移動を見学させていただいたり、また子供たちが四苦八苦して登れなかったスロープを難なく移動したりなど、車いすでの生活を体感できました。
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「二酸化炭素はどこからやってくる?」

    ―生き物と空気の関係を調べよう―

 鶴岡市大宝寺にある慶應義塾大学先端生命科学研究所(県立鶴岡中央高等学校隣)の研究員であり生命科学博士の伊藤卓朗さんを講師にお招きし、小学生7名の参加で伊藤さんが研究している藻から油を採取するお話や、空気中の二酸化炭素の濃度はどれくらいかなどのお話をお聞きしました。
 また、実際に子どもたちが建物の外に出て、建物回りの様々な場所から空気を採取し(木の枝などにポリ袋を4時間ほどかぶせておく)二酸化炭素濃度を測定。木の種類や日差しの関係、葉っぱの数などで、いろいろな二酸化炭素濃度を測定できました。
 他には、池から採取した水などを顕微鏡で観察しました。 顕微鏡での観察で「イカダ藻」を発見した時、小学生たちは「知ってる-」と・・・。私は初耳で、小学生よりも真剣に顕微鏡を覗き込んでしまいました!
 ときどき難しい話が出たりしましたが、子どもたちは必死に理解しようと真剣な顔つきでメモをとったり、顕微鏡で観えた物をスケッチしたりしていました。
 子どもたちも伊藤さんのように白衣を身につけ、チビッ子研究員になっての一日でした。
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明るさが足りず、懐中電灯で照らしながらの観察


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